「物が語る故、物語。今宵語られる物語は日本三大仇討ちがひとつ『曽我物語』。
父の仇を討ち、無常にも散った気高き兄弟、一万と筥王の物語。
彼らの悲哀を、情念を、生き様を、後の世の、また後の世まで、彼らと共に語り継ぐ...
それが、私(わたくし)の役割でございます」
見えぬからこそ 語りましょう
この口で この唄で
「時は平安時代末期。平治の乱に敗れた清和源氏の嫡流源頼朝は流された伊豆の地で無聊をかこっておりました」
宇多天皇に十一代の後胤
伊東が嫡男に河津の三郎とて
「この河津の三郎の息子達こそ、一万と筥王、後の曽我の兄弟この曽我物語の主人公なのでございます」
語るべきは この二人
語り継ぐは 曽我物語
「一万、のちの名を曽我十郎祐成!」
「筥王、のちの名を曽我五郎時致!」
語るべきは この二人
語り継ぐは 曽我物語
「一万と筥王は、それはそれは仲の良い兄弟でございました」
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