きみが生まれつき持ってるものさ
きみの個性をかたどるものさ
嫌がることないでしょ
だってぼくはそのほくろが好きなんだ
ほっぺたにある小さいのや
首筋にある中くらいのや
背中に広がるそれはまるで宇宙のようだなんてね
まあそんな怒るなよ
そのひとつひとつを指でなぞっては
星座のように名前などつけて
「ちょっといい加減にして」と振り向いた顔が
あまりに愛しくてぎゅっと抱きしめた
ほくろときみのラブストーリー
今からぼくが話す通り
この世界中でただひとり
きみが好き
きみはとっても嬉しそうにうなづいて
ぼくの手を握り返した
何の根拠もないけど
ほくろの数だけ幸せにならないか
もう何も隠さなくていいよ
それこそが君のチャームポイントさ
どんなコンプレックスさえも
ぼくにとっては愛の形、おかしいかい?
どうしても分かってくれないの?
そのほくろを取りたいだなんて
ぼくは寂しいけれど
大好きなきみが言うならまあ仕方ない
まだ知らないきみをもっと深く知りたい
きみの奥にいるきみはどんな人?
迷信は信じないけどきみが言うなら信じたい
同じ場所にほくろがある人は運命の人
ほくろときみのラブストーリー
今からぼくが話す通り
この世界中でただひとり
きみが好き
きみは何かを言いたそうに見つめては
ぼくの顔そっと触った
何の根拠もないけど
ほくろの数だけ幸せに...
何の根拠もないけど
ほくろの数だけ幸せにならないか
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