めくるめく日々 季節はドレミファのように
なんとなく過ぎたって だれも気づかない
駐車場のネコ 最寄りのコンビニのように
ふつうの幸せは以外と遠い
「愛されてるわ あなたはとても」なんて
言われなくても もう わかりすぎているから
どこにいても だれといても どっかからっぽ からっぽ
涙がもし 流れてても こんなのただの 若いプリズム
すこしキスをした かっこいい男の子
このさききっと 抱き合うことはない
おなじ制服の 派手なかわいいともだち
連絡はするけれど どこかちがう
「好きなものはなに?」みんなきくけれど
ほんとはそんなの どうでもいいから
なにをみても なにをしても きっと みんな ずっと
痛いまんまで それで生きる 広がれずっと プリズム
死ぬ前になにを思い出そうかな
桜の花がきれいとか シチューのあじとか
だれを思い出そうかな 思い出せるかな 思い出すのかな
光 太陽から 屈折して わたしまで届いて
七色の プリズムが 拡散して
きれい きれい きれい そのまま小さな公園を ダサい水道を
道路 首都高をビルを自転車を
のみこめプリズム なにもかも のみこめ
いちごのジャム 8枚切りトースト
久しぶりに食べたいな スーパーに寄ろう
明日の朝には こんな気分も
きっと七色の幻想 プリズム
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