晴れた夜はいつも卑屈な自分 憂い嘆いて
曇る朝は隣り合う幸せにと 笑ってみせた
あの日君と見てたものは きっとこんなものじゃなく
あの日僕が気にしてたのは きっとこんなことじゃない
遥か彼方君が泣いた理由を探しては
夜波が引いて僕ら流されてしまう
遠く見えなくなって 溶けて消えた浴衣
花火と君と僕の痛み 遠く鳴る音で戻る時間を
このままなにも変わらずに全て忘れてしまえば
何もかも壊れずに元通り そんなわけもなくて
あの日確かに踏み込んだ足は 二人を離して
前に前に転がった明日 二人弱くはない
「今は彼方二人二度とは交わらずとも」
光の夜に重ねた想い 振り払えずに泣いてた
君がくれた わたがし揺れる火花 今も僕の中で
絶えず絶えずも 絶えきれずいた
切り出せないまま時間が経って
それを後悔してないだなんて
嘘つきな僕も 気づかない君も
♪
今は全て夏のせいと嘆く蝉の唄
浜辺の揺らぎ後の祭り刻み綴る盛夏の
今は全て夏のせいと笑う影此方
はらりと揺れて ひらり落ちて消えて 通り過ぎてく
夏も秋も冬も尽くし 揺れ合う日々も君と僕は共に
途絶え途絶えど 何処までも行こう
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