「睫毛の隙間
踊る光を掬い取れたら
すぐに見せてあげる」
空をめくれば いつか
飛び越えた夜も見つけた
「ねぇ 宙を舞っていたの
終わらないように
声を繋いで」
「ねぇ それと言わず教えてよ
曖昧なトーン耳打ちで」
懲りもせず
また夢の破片弄り
色違い掴んで
灼け爛れても
届きそう 今ならきっと
と繰り返す
あなたが笑う度に
その滲んだ右の眼から
溢れ出す光は
いつも君を奪い去る
きっと止まらないね
ずっと伸びてゆけよ
今結んださよなら
今結んださよなら
♪
背筋にすっと
15:08の光
留めて踊っていた
逸れた
ボタンホールの中で
僕はすっかり乗り遅れ
燻んだブルーに
フレームアウトした
遠い警鐘 煙が上がる
何故だろう
綺麗な綺麗な
夢を見るたび
胸が濁り出すんだ?
♪
古い扉何遍も叩く夜を
急ぎ足で
通り過ぎていくよ
今思い出すように
繋ぎたい
造り出した最後を
クラクションが
撃ち抜いてしまっても
♪
吸って吐いた 息燃やして
言えないや
これも抱きしめてゆくよ
きっとそうだ 今笑った
あなたが笑う度に
その潤んだ右の眼から
溢れ出す光の中で
いつか会えるなら
すぐに教えなくちゃ
ずっとここに
いたんだよって!
きっと伸ばした指先が
空をまためくるよ
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