なぜ、こんな苦しみや悲しみが、世界中に充満しているんだろうって、
絶望の真っ最中にいるあなたは、きっと思ってるんだろう。
決して長続きしない幸福感、安定なんて知ることのない安心感、
のぼったかと思えばすぐに崩れる、何が素晴らしい世界だって。
緑は茂り、空は青く晴れ、線を引いたような飛行機雲が走り、
まるで僕らだけ取り残され、空白を漂ってる。
君に、君に、君に、伝えたい。
君に、君に、君に、歌いたい。
ハローハローハローハロー、ハロー悲しみに、ハローハローハローハロー、
さよならはできない。
昔読んだ本の中に書いてあった、世界中がみんな幸せになったら、
同時に全員が不幸になるだろうって、隙間の無い部屋みたいに。
がっしり固まったコンクリートと、決して固まらない川のせせらぎ、
あなたの心はどっちを選ぶ? どっちを美しいと思う?
君と、君と、君と、話したい。
君の、君の、君の、心と。
ハローハローハローハロー、ハロー悲しみに、ハローハローハローハロー、
さよならしちゃいけない。
人間の感性はとてもあ いまいさ、都会を風切る高級車なんかより、
田舎を走る軽トラックの方が、僕には豊かに見える。
悲しみはとても悲しいけれど、絶望は僕らが生きてるから、
あの海を青いと思えるから、それが豊かさだろう。
君は、君は、君は、どうですか?
君は、君は、君は、どうだろう。
ハローハローハローハロー、ハロー悲しみに、
ハローハローハローハローハロー、
さよならをするな。
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