小さな船で波を切り裂き 朱い大鳥居をくぐれば
あらわれる水上の神殿 見上げて私は祈るよ
♪
あの夏を語れる者も 一人二人と去って
アビの鳴く声だけが千年に響き渡る
どちらに行けばいい風が吹く?
教えてくれないか友よ
争いごとが途絶えた朝に 導いてくれないか
世界がどんなに変わっても 平和を祈る想いだけは
百年先に生まれる子らと 同じでありますように
古より今の世まで 人の願いを受け止めた
神の島は黙ったまま 私も迎えてくれるの
♪
荒れ狂う嵐の夜も 水を掻く艪を離すなと
アビの鳴く声だけが 私を励ました
雲が風に流れゆくように 記憶も感情もずっと
同じ姿ではいられはしない 時間と旅をするの
♪
綺麗事が綺麗事となぜか揶揄される現実
おとぎの国に龍宮を見たいわけではなくって
万の言葉の距離を超えて行け この地上を語る綺麗事
世界がどんなに変わっても 平和を祈る想いだけは
百年先に生まれる子らと 同じでありますように
小さな船で波を切り裂き 朱い大鳥居をくぐれば
あらわれる水上の神殿 明日に明日に祈るよ
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