一瞬だけ足を止めて見渡した 少しでも目に焼き付けておくように 引き裂かれるような想いに手をあて 痛みも連れていこうと決めたあの夜 何かを引き換えにしか 得られぬものを求め どこまで歩いていくのだろう せめて願わせて 君が触れる全てのものが微笑みに繋がることを 長い時越えて 傷跡までふと思い出して 愛おしい記憶となるように 新たに創る現在はいつも冷たくて 未知なる不安に襲われるそのたび 振り返りそうになる気持ちを押さえ込む そこに欲しいものはないと知っているから 闇は白く滲んで 視界が拓けていく またその場をあとにする せめて願わせて 君の流す涙がいつか強さに変わることを 長い時越えて くぐり抜けた痛みの数だけ 誰かを救えるように 漆黒の深淵はいつも隙見つけて 引き摺り下ろす機会を待っている けして立ち止まらないで 前だけ見て 孤独なんて存在しないから せめて願わせて 君が選ぶ遥かな道に 光が待つことを 長い時越えて 自ら手放した感情が その胸に戻るように 窓の外を眺め 暗く閉じた部屋で佇む 諦めかけた瞳に 辛くて苦しくて 哀しいこの世界だからこそ 意味があると伝えたくて To oneself in the past. To you who gets wounded. A long way... Through the scars of countless. I imagine your figure.