「もう最後」なんて数えないで
恋をしたんだ 何も知らずに 夜がまた
感傷な時間へと巻き戻っていく
音も立てずに 逸れる前に手を掴んで
偶然触れた指や 交わした言葉に
意味が無くなっていくんだ 話せば
長くなるような思い出だけが残った
感動的な別れだとしても
瞬間的に過去へ変わって 覚めた夢みたいに
消えてしまうだろうか
ねぇ 行かないで ねぇ 行かないで
どれだけ声を枯らしてみようと
行く先が変わることはないんだって
何一つ取りこぼさないまま
濡れた呼吸が 街の匂いが
気づけば手を振る針を刻んだ
色鮮やかに晴れた日だとしても
夕暮れになろうとする それがわからないの
♪
響かなくなってきたんだ
流行の恋愛ストーリー 所詮は恋なんて
ひと時の花だと知った
風景になった私と 面影になっていく人
もう一度 肌に触れてもいいかな
ねぇ 行かないで ねぇ 行かないで
どれだけ声を枯らしてみようと
行く先が変わることはないんだって
何一つ取りこぼさないまま
濡れた呼吸が 街の匂いが 気づけば
手を振る針を刻んだ
色鮮やかに晴れた日だったのに
夕暮れになろうとしている
ねぇ 行かないで まだ 行かないで
明日も君を探してしまうから 目を擦って
一人 風の中揺れる
遠くから夜の匂いがした
♪
言いかけていた 「ねぇ 行かないで」
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