「私、耐えられないよ
愛情は尽き果てちゃったの
こんなこと言わせたりしないでよ」
「じゃあいいよ、そんなこと言うなら
もう、僕ら終わりにしようよ」
君は離れないと思っていたの
昨日は死ぬほど飲んだよ
持つべきものは友人だよ
記憶はほとんどないけど
楽しかったのは覚えてる
「あぁ、そうだ昨日さ?
あいつがマジで面白かったんだよ」
あぁ、そうか もう居ないんだった
忘れたくて今夜も僕は
ハナから抜けるアルコール
歪んでけ世界 信じがたい現実も
都合よく今だけは曲げてたいの
花びらは散る瞬間
一番美しい
色彩を放って散るの
去り際の君は花びらのようでした
♪
「甘すぎて飲めないよ
こんなのはお酒じゃないよ
君の頼むお酒は決まっていつも」
「甘いのが美味しいの
嫌なら飲まなけりゃいいじゃないの」
ふくれる君の顔が見たくていつも
昨日は一人で飲んだよ
柄にもなくカシオレ飲んだよ
やっぱり甘ったるいけど
君といたときの味がしたの
「あぁ、そうだ
君の好きそうな甘いリキュールを見つけたよ」
あぁ、そうか もう居ないんだった
忘れられず今夜も僕は
ハナから抜けるアルコール
呼び起こせ記憶 巻もどれ時間たちよ
僕に愛を誓った君をもう一度
花びら色に染めた意地らしい頬
君の姿浮かべても
舞い散る花の様に君はすり抜けたの
♪
アドヴォカートって知ってる?
たまご味のリキュール
ミルクと割ってエッグノッグ
プリン味のカクテル
あんま見かけないけど
ごく稀にバーに置いてるよ
今度二人で行こうよ
伝たくて僕は
ハナから抜けるアルコール
鳴らしたフォンコール
遠回しのアンコール
あの日あの時のふたりをもう一度
花びらは散ってもなお
廃れることなく綺麗なままでいるから
今もなお、君に恋してる僕でした
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