時計が鳴ったから やっと眼を覚ました
昨日の風邪がちょっと嘘みたいだ
出かけようにも あぁ
予報が雨模様だ
どうせ出ないのは 夜が明けないから
喉が渇くとか 心が痛いとか
人間の全部が邪魔してるんだよ
さよならの速さで顔を上げて
いつかやっと夜が明けたらもう
眼を覚まして 見て
寝ぼけまなこの君を
何度だって 描いているから
♪
傘を出してやっと 外に出てみようと
決めたはいいけど 靴を捨てたんだっけ
裸足のままなんて 度胸もある訳がないや
どうでもいいかな 何がしたいんだろう
夕飯はどうしよう 晴れたら外に出よう
人間なんてさ 見たくもないけど
このままの速さで今日を泳いで
君にやっと手が触れたらもう
目を覚まして 見て
寝ぼけまなこの君を
忘れたって覚えているから
丘の前には君がいて 随分久しいねって
笑いながら顔を寄せて
さぁ 二人で行こうって言うんだ
ラップランドの納屋の下
ガムラスタンの古通り
夏草が邪魔をする
このままの速さで今日を泳いで
君にやっと手が触れたらもう
眼を覚まして 見て
君を忘れた僕を
さよならの速さで顔を上げて
いつかやっと夜が明けたらもう
目を覚まして 見て
寝ぼけまなこの君を
何度だって 描いているから
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