最終列車の 青森発は
なぜか別れる ひとばかり
窓ごしに 手を合わせ
わたしもあなたも 泣いていた
仕方ないのね これが運命ね
ふたりはひとりで 生きてゆく
恋をひき裂く 哀愁本線
小雨にけむる...
♪
あなたの温もり りんごがひとつ
これがわたしの みちづれよ
眠れずに 揺れながら
線路の軋みに 身をまかす
文字をひろって 書いたメールを
なみだで汚して また閉じる
うしろ髪ひく 哀愁本線
あかりが滲む...
♪
一と冬暮らした 海峡の町
霧笛背にして 帰ります
このいのち 半分を
あげるとあなたは 言ったけど
膝がさびしい 寒くせつない
面影だきしめ 東京へ
急がないでよ 哀愁本線
さよならあなた...
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