今は潰えし古を流る 血が伝えし記憶
残るは黒き幼子よ 最後の語り部となれ
軋む 響く 音を立てて 刻む音色は嘆きのよう
深く 深く 沈むように
咲いた 枯れた 花は散った 朽ちた花弁を黒く染め
廻る 廻る 歯車は 止まらない時を乗せて
護れなかった 遠く美しき日々よ
立ち尽くす 閉じられた彼の目が
強く開かれた
目の前に広がる 現し世は 眩しいほど 色づいて
開かれた 瞳に滲んだ 涙が 零れ堕ちる
Rovini perize se pizria'lle.
(朽ちた花弁が貴方に囁きかけた)
Aria fill'more zig in col'tua.
(世界は終わらない、歯車は再び回り始める)
Se aspeti'um en rina ruwea she.
(貴方を待っている人が其処にいる)
Veddellia in tua tie.
(逢いに行きましょう、再び始める為に)
言葉も無く 微笑む姿が浮かぶ
その笑顔が消えてなくならないようにと
二人交わした 誓いを果たす
どれほどの時が流れても 僕は忘れない
帰る場所がある事 命がある事
生きる意味を 失いかけてた 生きる意味を 与えてくれた
君のいる 世界がある 朽ちた花弁が 囁いて
深く沈んでいた僕は今 遠く続く道辿り
眩しいほど色づいた園 君の待つ始まりへ
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