まだ眠りたくないみたいだ きらびやかに灯る街
ビルの隅っこ 僕は空っぽ よそよそしい迷子
甘い綿菓子に浮気して 手放した白い風船
くれた人の笑顔ばかり やたら思い出すなぁ
誰かの希望になれなくて ごめんなさい
与えるだけのものなんて なにもない
夢まぼろしの寓話 言い聞かせて信じてきたけど
これ以上 騙せない きらきらの中身
宛もなく虚しい 僕の声が届くはずないのに
夜明けの裂け目に 願いが零れる
「今なら少し眠れそうだ」 口に出して目を閉じた
白々しくて 心細くて 矛盾が交差する
見つかりたいだけの ヌルい孤独がイタイ
期待させて 忘れられるのが怖い
着飾るほどに疾しい 嘘の数で塗りたくった空
学びも悟りも ぐらぐら揺れてる
たったひとり正しい 君の声に引き裂かれたまま
懐かしい魔法を ひたすら繰り返す
いつのまにか心が 疑って疑ってしまうよ
謎だらけのこの世界が 好きだった好きだったはずだよ
僕は君を忘れない
夢まぼろしの寓話 言い聞かせて信じてきたけど
これ以上 騙せない きらきらの中身
宛もなく虚しい 僕の声に熱が込み上げる
夜明けの光に 涙が零れる
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