昼の空が嘘みたいな鈍色
土をなぞりながら膝を付いていたんだ
味のしない思い出と 喉に痞えた勇気の影に
雨宿りの当てばかりを探した
抱え込んだ弱さと向き合う日が来たの
痛くても 怖くても
試練は「独り」で立たなきゃいけない
鎧の下 心が涙を枯らすなら
答えてよ 答えてよ ねえ
まだ そこにいるんでしょう
♪
鉄の雨が塗りつぶした虹色
傷を隠しながら立ち尽くしていたんだ
雷鳴が嘲笑い 気圧が刃を向ける
瓦礫の山 途絶えた線路
歩けるでしょう 言い聞かせて躓いた
剥がれ落ちた強さを手放す日が来たの
掴んでも 堪えても
未練に刺された願いが抜けない
伽藍洞になった胸に 涙を流すなら
満たしてよ 満たしてよ ねえ
いま そこにいるんだよ
枯れ木が堰き止めた 水浸しの迷路で
「ひとり」は「独り」じゃなくなる
泥だらけでも這い上がった
ずぶ濡れの姿を見ていた
誰よりもそばで 僕のことを 見ていた
ぼくがいるよ
♪
(I wanna be alive)
(I wanna feel alive)
悲しそうな眼をした 矛盾を映した鏡
丸腰で抱き締め 弱さを許したよ
抱え込んだ弱さと向き合い出逢えたの
「疲れた」と「ごめんね」とを癒して
「独り」は「ひとり」と夕焼けを
雨に打たれ 風に吹かれ
失い 失い この嵐の果て残るもの
いま ここにあるんだよ
同じ空を 背中合わせで 僕ら見ているよ
虹を見ているよ
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