潮騒はプールサイド 後悔はイノセント
裸の罰は全部終わりさ
夏を歩めど歩めどまるで届かない
行き摺りが沈着した快感が今
無計画な夜を突き付けるから
瞳は未だ静寂の肌寒さに溺れたまま
疚しさにあてられて
駆け出すのも悪くはないのでしょう
寄り添っていたいなんて
底なしの感傷でした
冷めやらないこのほとぼりは
息吹までも攫うのでしょう
吐き出した言葉 それだけ覚えているんだ
踵を潰して沈んでゆく
♪
未体験の末路 迷い込んだ朱と
君の君の君の遣る瀬の無い姿を探している
夏はいつも いつも 人いきれに興がない
それは間違いでした 背反でした
絡まった愛を分かつ蜃気楼
この心は穴の狢 互いを違えたまま
♪
頬を伝った情動は何処へ向かおう
この部屋には この街には
ゆく宛てのないことなどわかってるから
適当な言葉なんて要らないな
朝ぼらけが この呪いが 僕を貫いた
正しさに毒されて
駆け出すのも悪くはないんでしょう
繋がっていたいなんて
その度甘えていました
ままならないこの傷跡は
かさぶたへと変わるのでしょう
錆びついた頭 それだけ残っているんだ
雨空がもう白んでゆく
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