夏木立の 朝露のように
揺れ落ちた
それは見えない と知る
席を立った白昼のホーム
君が待っている
焦げるようで 溶けるような
消え入りそうな 輪郭に
花びら ひとつ 痛み
過ぎ行く 駅を目で追えば
また降りては 座る季節
体が ふたつあればな
言葉が 及ばないほどの
感覚だよ 薄い幕の向こう
♪
水彩画の 朝靄のように
渦巻いた それが
未だ映る
遮光性に 溢れ出した
仄あかりに舞う
日陰かとか 日向かでは
分けられないよ その色は
向こう側 触れる痛み
仕切られるカーテンが閉じて
役を降りたら ズレるリズム
体がふたつあればな
心が追いつかないほどの感覚だよ
捧ぐカーテン・コール
世界の大きさに
気づく虚しさと
かすめた天井のうら
君が手を振るホーム
♪
花束 ひとつ わたし
迎える 駅に降り立てば
跳ねる日差しに 眩む季節
二度とは 見えないから
過ぎ行く 日々に手を振って
言葉にしないでいて 捧ぐカーテン・コール
Поcмотреть все песни артиста
Other albums by the artist