坂道を登った先の暗がり
星が綺麗に見えるってさ
地べたに寝ころんじゃうあたり
あぁ 君らしいなって思ったり
時間を忘れて夢中になった
赤信号は点滅している
肌寒くなり始めた季節に
僕らは初めて手を繋いだ
2人の物語
2人でひとつの傘を差したり
ブランコに乗り星を眺めたり
押しボタン式の信号機を
いつも君が走って押すくだり
仰向けになって見た湖
宙に浮いてるみたいってさ
はしゃいでいる君とその横でさ
もっとはしゃぐ僕なら
本当に飛べるような
気がしていた
フワフワと夢心地
君の隣
君の見る景色を全部
僕のものにしてみたかったんだ
あぁ 君を忘れられんなぁ
♪
当たり前に通ってたあの道
信号機は無くなるみたいです
思い出して切なくなる気持ちも
いつかは無くなるみたいです
そういえば寒い雪降る日の
田和山の無人公園でさ
震える体 暗い中いつものように笑い合う
街灯の下で
僕の目に映りこんだ君が
いつもよりちょっと寂しそうな
気がした
今になってさ
思い出してさ
後悔じゃ何も解決しないさ
忘れられないのは
受け入れられないのは
君を思い出にできる程僕は強くはないから
僕の見た景色を全部
君にも見せてやりたかったんだ
あったかいココアを一口
いつかまた逢う日までと
笑う顔に嘘は見当たらない
じゃあね
じゃあね
またどっか遠くで
いつか
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