寝れない夜にカーテンを開けて
ガラス越しの街 深い藍色
冷たい風と心地いい静かな匂いが
「まだここにいていい」
そう言ってる気がして
♪
あぁ、意味もなくベランダの奥眺めて
頭だけがいつまでも回る
水槽の中で息をしているようで
また同じような一日が始まる
空腹と雑な渇きとカラスの鳴き声と
僕がいない世界で変わらないものばかりだ
また遠くの街まで
めぐる季節の中で生きていくということ
丁寧とは程遠い生活 ゆれるカーテン
めぐる季節の中で生きていくということ
星のない夜空を照らす月もまた照らされていること
♪
もし、このまま日が昇らないなら
僕は静かな夜を嫌いになるかな
もう、やめにしよう
そろそろねむらないと 同じような明日の為に
灯らない光の中歩いていくということ
延命とはもう意味をなさない骸で
灯らない光の中歩いていくということ
未来の話より今を見つめ抱きしめていくこと
♪
めぐる季節の中で生きていくということ
丁寧とは程遠い生活 ゆれるカーテン
めぐる季節の中で生きていくということ
星のない夜空を照らす月もまた
僕らに名前がつく前 誰でもなかった頃
確かに生きてたんだ
確かに生きていたんだ
何者になれなくたって 頬を伝う涙
確かに生きてるんだ
確かに生きているんだ
♪
寝れない夜にカーテンを開けて
ガラス越しの街 薄明の空
踏切の音が鳴り始めて朝を告げる街も
眠い目擦りながら起きてく
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