あの日の景色にまた漕ぎ出せば
揺れ色重ね発つ日に浮かべた
夏の音に引かれて振り返る度
あの日の君が笑う
♪
言葉を奪う程の陽射しと
恥ずかしい程青すぎる空
眩暈がしそうな程渇いた空気の匂い
待ち合わせはいつものあの場所で
捻れた景色を切り裂く様に
無邪気な瞳で強く僕の手を引いた
誰も居ないとこまで二人で行こうかなんて
笑い合ってた
あの日から動かない時が今
脈打つ度に瞼に流れる
狂おしい程にただ輝いていた
あの日の二人が笑う
♪
誰に願わずとも
悪戯に流れる時の中で
いつしか伸びた背丈
似合わない僕を
どうか笑ってくれないか
君が笑えば釣られて笑った
懐かしい景色この指にそっと
掠めて消えたあの二人の声は
今もそこにあるのかな
♪
捻れた景色を切り裂く様に
無邪気な瞳で強く夏の手を引いた
誰も知らないあの場所で待ち合わせようよ
だからまたね
あの日の景色に取り残された
君の手を引くその時聞こえた
懐かしい声にただ
ただ泣いている
あの日の僕の様に
あの日から動かない時が今
ほんの少しだけ進んで見えた
やがて廻る季節よ輝いていて
二人が笑えるように
どれだけ時間が過ぎたとしても
どれだけ季節の色数えても
あの日二人並んで見下ろした景色
忘れることはないから
君と手を繋いだ夏の日よ
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