気付けば遠くなった
あの日の君の声が
今もまだ僕を繋ぎ止めている
あぁ 瞼を閉じながら
古い歌を聴いてた
夕暮れのバス停に一人佇む
ねぇ 焦がれた世界なんて
曇り空みたいに霞んで
でも それでも美しいんだと
過去になる景色の中 笑うから
瑠璃に染まる 空はやがて焼かれて
明けを描いて 君を遠くへ攫う
移ろうまま 薄れてゆく痛みが
どうしてだろう 哀しくて言葉も出ないんだ
あぁ どうか消えないでいて
今にも落ちそうな空と 君を綴るから
♪
閑静な夏木立と 廃線が続く道
見上げた青の青さが目を奪う
あぁ 繋がる2つの手 降り濡つ帰り道
その手をいつまでも離さずにいられたなら
どんな想いで
どんな言葉で
君を繋ぎ止める?
同じ夢も残る傷も
何気ない日々さえも
すべて こんなにあたたかくて
瑠璃に染まる 空はやがて焼かれて
明けを描いて 君を遠くへ攫う
でも忘れない 君の生きた季節を
君がくれた 命の理由も 在り方も
あぁ もう少し待っていて
僕は僕を生きてみたい
君に逢えるまで
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