ねえ ガラクタと化したこの世から逃げるのは
容易いはずなのに 未練がましく息をしている
屋上のフェンスを掴む手が凍みる
剥がれかけの夢が饐えていく
あまつさえ 痛みで眠れない
雨に濡れた路地裏の隅で 顔の無い猫の死骸を見た
今日もまた
群衆に溶けて 右に倣うだけの愚かな僕
人生という名の檻の中で
罰が下るその日まで怯えている
どうか
醜いくらいに美しい愛で
この心を抉ってくれよ
見えない救いに手を伸ばすように
夢を歌っている
いっそ
癒えないくらいにぐしゃぐしゃに裂いて
生きているって感じさせて
零れた感情を一滴残さず飲み干してくれ
傷を負うまで痛みは知らない
悲しいふりしていただけだったんだ
ぼろぼろに潰した理想の瓦礫から
這い出た芽は何を見る
神様、教えて僕達に 正しい人の生き方を
いつだって人は薄っぺらな情で不幸を哀れんだ
優しさで人は救われる?
いつかは僕も報われる?
死にたいとか宣うだけの日々
だれの心臓にもなれない
どうか
醜いくらいに浅ましい声で
赦しを乞う 僕を裁け
命の輪郭を伝う雫は何色だろう
こんな無様に歪んだ僕らの未来を
神様が嗤っているの
今日も 相も変わらず
答えの無い問に苦悩している
グッバイ また会えるその日まで
彼は遺書を綴りながら笑う
人間という怪物は
ここで罪をいくつ繰り返してきただろう
どうか
醜いくらいに美しい愛で
この心を抉ってくれよ
見えない救いに手を伸ばすように
夢を歌っている
どうか
醜いくらいに美しい愛で
この心を抉ってくれよ
生きていたいなんて願った
あの日の僕を殺して
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