手に入れるのが勝利なら
手放すのは敗北でしょうか
誰も傷つかない世界
なんて綺麗事かもしれない
それでもまだ賭けてみたい
♪
ちょうどこんな月の夜
時を告げる鐘の音を聞いた
残響は空っぽの私
全部見透かしてるようで
怒りと嘆きは瞬く間に
人から人へと手渡され
いもしない敵をつくりあげたら
闘えと焚きつけるの
走り出す その理由が
たとえどんなにくだらなくても
あつくはやく 響く言葉
嘘偽りのない躍動だけに耳を澄まして
♪
絶対的な正義とか揺るぎない掟を
運命と皆が呼ぶ偶然の連なりを
一体どれだけ信じ続ければいいんだろう
もうとっくに裏切られた気もしなくないけど
ああ 天球儀なぞり
指で何度も触れた星座
それは渡り鳥が飛び立つ頃
夜明けの赤い空へ 昇る
限りなく 自由に近い
不自由へと向かってる未来
選ぶことを諦めたら もう引き返せない
あの鐘の音に耳を澄まして
♪
抗うほど締め付けられ
求めるほど奪われてしまう
誰もが許し合う世界なんて
綺麗事かもしれない
それでもまだ
走り出す その理由が
たとえどんなにくだらなくても
あつくはやく 響く言葉
嘘偽りのない躍動だけ信じてる
ほら、あの鐘の音に耳を澄まして
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