いつかは消えると思ってた記憶さえ
新しい世界をも 飲み込んで色を増す
雨降りの朝に溶け込んでゆく街は
心と混ざって取れなくて 取れなくて
紫色した曇り空 全て吸い込んで
僕の身体が腐敗すればこの街は明るくなるのかな
世界が終わると告げるその日まで
一瞬だって何回だって呼び覚ましてやる
誰かが笑って「くだらねえ」と言っても
この手が掴んで放さない 深い傷痕
自ら消えると言っていたあなたさえ
今では時事問題に重なって息を吐く
後悔も徐々に色を増し 日々を蝕み
「支配者は既に死にました」 あとの祭りさ
世界が終わりと告げるその日まで
一瞬だって何回だって呼び覚ましてやる
誰かが優しく僕を鎮めても
あの日の涙が止まらない いつまでもずっと
失くした温もり あなたに嵌らぬ笑顔
全てはこの小さな世界のパズルの欠片
集めて 並べて 組み立てた記憶が今
時を越えて
世界が終わりと告げるその日まで
一瞬だって何回だって呼び覚ましてやる
あなたが終わりと告げてもこの目で
一生だって何廻だって呼び覚ましてやる
いつかこの歌を笑って唄えても
この声ですべて忘れない 青い記憶を
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