君と別れて最初の冬
色付くこの街と二人で写真を撮ったね
寂しそうに凍える右手
生温い缶コーヒーで一人温めた
重ね過ぎた思い出がまだ
心に書き残されている
消しゴムで無理にこすっても
消せなくて真っ黒に
ぐちゃぐちゃになるだけだった
もう終わったの
少しの傷も君となら 愛に変わっていった
ねぇ行かないで
隣にいてくれるだけで それだけで良かった
音のない空 誰もいないベランダ
赤いアネモネが咲くのを待ってる
♪
会えない日々が続いたって
気持ちは変わらず君を見つめていたのに
切符は今はもう使わないし
少しずつこうやって君を忘れてゆくの?
重ねすぎた思い出がまた
私の足掴んでは動けなくさせているのに
もう君には
愛してもらえないんだね
触れる事も出来ない
蕾のまま
終わりを告げた恋でした
ごめんねも言えないまま
♪
「ねぇ昨日面白い映画を見てさ」
君に電話しようとして手を止めた
もう終わったの
少しの傷も君となら 愛に変わっていった
これが最後の恋だって思ってたし
今も思ってる バカだよね ごめんね ああ
ねぇ行かないで
隣にいてくれるだけで それだけで良かった
音の無い空 誰もいないベランダ
赤いアネモネが咲くのを待ってる
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