声も届かないほどに
遠くへ往くのでしょう
触れた白い肌が
無機質に変わってゆく
あまねく光が
一つ残さず奪い去って
時が過ぎれば唯の思い出だ
虚しいよね
♪
いつか交わした誓いも
果たせないままで
季節が変わる前に
灰になって消えてゆく
嗚呼
嗚呼
運命に呑まれ
息も出来ず
嗚咽が漏れて
深淵に落ちてゆく
愛憎に呑まれ
感情は痛くて
こんな終点に光はあるの?
何処へ往くの
傍に居てよ
雪が解けるように
夜は明ける
旅立つあなたは
朝焼けに咲く紫苑の花と共に
時が過ぎれば唯の思い出だ
温もりが冷めてゆく
消えて仕舞う
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