光在れば陰ほど 移ろう幻
現の世の理(ことわり)は 斯くも儚し
はらり ひらり舞い散る 悪夢(ゆめ)に溺れた蝶に
そっと手を伸ばしても 消え往くだけ
灯し火の調べ[甘く] 花のよに奏で[遠く]
雅ぶれば月
還らぬ温もり[優しく] 抱きしめて[宵の明りめがけ]
高く舞い上がれ 継ぎ人の紋に懸けて
守りたい 心を 記憶の底の果てまでも
舞い踊れ 咲き誇り 呼び合ったこの光は
重ねて また輝かす 紅蓮にたゆたう 契りの華
ふわり ゆらり波打つ 水に映る姿に
やっと手が届いても 消え往くだけ
言の葉は溢れ[淡く] 雨音に揺られ[深く]
見上げれば星
叶わぬ願いを[残らず] 抱きしめて[生きた証求め]
高く舞い上がれ 過ぎし日の迷い捨てて
流したい 痛みも 記憶の底の哀しみも
舞い踊れ 打ち鳴らし 黄泉帰るこの鼓動は
幾世も また繰り返す 紅蓮にたゆたう 運命(さだめ)の華
問いかけし 真(まこと)の強さとは
穢れ無き 瞳の色染めて
儚く散りぬれども その心潤し
月夜に導く 花紋(はなあや)
時の最果てへ 紅き夢 舞い誘(いざな)う
例えその御魂(みたま)が 形無きもので在っても...
高く舞い上がれ 継ぎ人の紋に懸けて
守りたい 心を 記憶の底の果てまでも
舞い踊れ 咲き誇り 呼び合ったこの光は
重ねて また輝かす
紅蓮にたゆたう 契りの華
可憐に寄りそう 運命(さだめ)の華
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