忙しない往路 夕に凪いだ 風擬き
忘れ 忘れられそうになって 花霞
ふわり 窓越しの春に気づいたのは
有り余るほどの軌跡
あの日
足を止めてみたから
雨が止んでいたから
ああ 気まぐれが寄り道を促して
君に出会えたのだ それくらいのことも
当たり前に思えないや
たとえば偶然を運命と呼べたら
明日は前を向けるのか
そうやって 何遍も
願ってみせるが人生なんだ
君もそうでしょ?
それは二千五百万分の一を
辿り歩く夢の満ち欠け
君の明日無くしては生きられないような
ボクを導いておくれ
消えかけた今日を選んだのは
有り余るほどの奇跡
♪
明日は何をしようか 何処へ行こうか
なんて話はいつ以来だろう
怒鳴る始発のベル 駆り立てる
大人なのさボクらは
物語の主役にはなれないってわかっているけど
こんな何気ない毎日が愛しくてたまらない
本当は人生をいつかは取り返せたらいいな
ってそうやって 何遍も
泣いてみせるのが人生なんだ
ボクはそうだよ
青い絵の具だけ空っぽみたいな
明日の分まで澄み渡る夏
ビルの隙間を切り取ってしまうような
幻を見せておくれ
♪
偶然を 運命を
受け入れたら明日は来るのさ
そうやってボクたちは
そうしたらボクは
大人になったよ
涙隠すため星を見るんだ
君の分まで澄み渡る夏
ビルの隙間を切り取ってしまうような
幻を見せておくれ
それは二千五百分の一を
辿り歩く夢の満ち欠け
君の明日無くしては生きられないような
ボクを導いておくれ
♪
消えかけた今日を選んだのは
有り余るほどの奇跡
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