左手で描いた似顔絵のようあやふやな旅支度
体のこっち側にかいた汗が薄まっていくような気がして
お水がおいしい朝、お水だけがおいしい朝
暮らしづらいのは街のせいじゃない
暮らしづらいのは大丈夫、夢があるからさ
お尻から生えたスケジュール帳
私の長所は過去は全て汚点だと思えるところ
私の短所は過去は全て汚点だと思ってしまうところ
いずれにしてもまるで赤の他人の胴体を踏みつけるかのように白々しく
今日も汚して歩くんだ、今日を汚して歩くんだ
暮らしづらいのは街のせいじゃない
暮らしづらいのは大丈夫 夢があるからさ
ときに高値をつけられ、ときに安値をつけられ
手垢をかぶってとっかえひっかえのたらい回し
燃やされて 燃やし尽くされて跡形も無くなるまで
古本屋に満ちた、いたたまれなさ
つまりそんなものだよ
暮らしづらいのは街のせいじゃない
暮らしづらいのは大丈夫、夢があるからさ
タバコ自体が無いってなら
まぁしょうがないかなって思えるんだ
堪え難いのはタバコはあるのに火が無いときだよ
マッチ一本欲しさに寄り集まるんだよ
うすら寒い愛想笑いを張りつけて寄り集まるんだよ
暮らしづらいのは街のせいじゃない
暮らしづらいのは大丈夫、夢があるからさ
今年何度目だよ?と見上げた頬にまた雪が跳ねる
ピカピカのギターケースをぶら下げてそわそわと、あれは東京一年生かな?
例えば人ごみが息苦しかったならまずは自分が消えることだよ
さもなくば窒息するまで歌いきるんだ
暮らしづらいのは街のせいじゃない
暮らしづらいのは大丈夫、夢があるからさ
暮らしづらいのは街のせいじゃない
暮らしづらいのは大丈夫、夢があるからさ
頑張れ、頑張れ
東京一年生
頑張れ、頑張れ
東京一年生
頑張れ、頑張れ
東京一年生
頑張れ、頑張れ
東京一年生
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