弱くてごめんねって泣きじゃくって投げたカッターナイフ
きみを殺してかたちもなく消えた 陽炎みたいに
暑くて溶けたアイスに見向きもしないで
140字のためらい傷を見せびらかすのに必死だったんだ
なまくらなこころが鈍器になってきみを殴り倒して
透明な血液が染み出した 朝焼けみたいに
泣きだした声がきこえもしなくて
冷え切った部屋からただれたせかいを眺めた 永遠の夏休みのなかで
大震災の夜でさえぼくは孤独を知らなかった
守られたサマー 照りつけた朝陽がぼくのエゴを焼き尽くすんだ
なんでもない日の夜明け前きみはひとりぼっちで死んでいった
黄昏たころに思い知った きみのさみしい瞳のこと
セブンスヘブンを抜け出してあの角を曲がっても消えないでいるよ
甘ったれたぼくの青春やこの部屋やきみに背負わせた天国のこと ずっと忘れない
きみみたいな誰かが死んじゃわないようにうたをうたっているんだよ
ただれたせかいの真ん中でずっとゆめをみよう
瞬間でもない まぼろしでもない このばかみたいなせかいの真ん中で
ぼくの孤独もきみのさみしさもわかりあわなくていいからおなじゆめをみよう
ずっとゆめをみよう
大震災の夜でさえぼくは孤独を知らなかった
守られたサマー 照りつけた朝陽がぼくのエゴを焼き尽くすんだ
なんでもない日の夜明け前きみはひとりぼっちで死んでいった
黄昏たころに思い知った きみのさみしい瞳のこと
大震災の夜でさえぼくは孤独を知らなかった
なんでもない日の夜明け前きみはひとりぼっちで死んでいった
なんにも知らずに毛布にくるまって笑いあっていた 背中に羽が生えてるって信じていた
ばかなせかいに見えないだけだって ふたりぼっちでいいと思っていた 天国が壊れてしまうまで
神さまにさようなら いつかぼくのほんとうの名前を忘れてしまっても
金木犀のにおいだけは忘れないでいて
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