明日は明日の風が吹いていた時代の
澄みきった星がきれいな冬のある日のこと
終わりかけた街の灯りを遠く眺めたら
締めつけられそな高鳴りが僕らを襲ったんだ
今日を終えた人々の流れ
横目であざ笑って
最終電車を見送り
僕らは夜の風になった
人差し指立て 騒ぎちらかしては
U.F.O. が見えたとか
月の表裏が逆だとか
当たり前のように
声を張り上げていたんだ
生きる術もプロセスも分かってきたけれど
あの頃ほど物事を純粋に捉えられない
いてもたってもいられなくなって
取り出したスニーカー
急行電車に飛び乗り
僕らがいた場所へ向かった
窓に映る影 過ぎゆく光たち
殺伐とした街並みに
ただこの焦りを溶かしながら
辿り着いた僕は
せえので空を見上げたよ
訳も分からず大人になってく
境界線などどこにもない
最終的に僕達は
それぞれの道へと進んだ
流されるまま 成す術もないまま
どういう未来を待ってる?
ねぇ どういう明日を夢見てる?
高鳴りは そう 強く
あの頃より 強く
最終電車を見送り
僕は一人で風になろう
たとえいくつになっても
ここから旅立ってゆくんだ
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