溶けるほどに茹だっていた
伽藍堂な頭上、青
ゆら 揺らぐ視界の隅雲を探していた
いつか灰色に染まってった
心で「つまんないな」って
吐き捨てるだけ君を描くだけ
きっと 触れられないまま褪せてくんだって
じゃあせめて笑ってくれ今更遅すぎるなんて言えよ
さよなら君だけの涙も 期待の声もずっと
それができたら苦労はないよなって
まだ縋ってるだけ
最低な夜だって いつかは明けるからさ
なんて言えない 僕じゃ言えないから
嗚呼君はどうか歌っていて
♪
誰一人いなくなって 伽藍堂な心だけ
ゆら 揺らぐ視界の隅 思い出に透いていく
奪って割いて また抱き合って
そんなもんさ「しょうもないな」って
笑い飛ばして ただ唄を聴かせて
そっと 浮かんでいく
藍の闇を裂く光を背にした
言葉だって出ないようで
さよなら僕だけの言葉も 希望も愛も ずっと
色を失くして見えなくなっていく
ただ笑ってたいのに
響くあの汽笛も月明かりの空も
全部全部ただの背景なら
嗚呼君が遠く滲んでいく
♪
大人になったら 今が終わったら
忘れて往くのだろうか ねえ
青過ぎる空が胸を潰すから
痛みさえ描いて残して往け
分からないことばかりで 明日に期待もなくて
ここに無いものばかり描いてるだけ
ただ 縋ってるだけ
歌を歌う光も震える指先も
ずっとずっと染まってくから
さよなら 君だけの涙も 期待の声も ずっと
出来ないからここにいるんだって
まだ縋ってたいだけ
最低な夜だって いつかは明けるからさ
なんて言えない僕に「じゃあね」って
嗚呼君が遠く滲んでいく
嗚呼君はどうか歌っていて
Oh-oh, oh-whoa!
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