スライドした戸の向こう側、大好きな香りが漂う
道の途中で花が咲いていたちょうど此処から僕の家まで
「遠くではぐれたって匂いを辿り犬や猫は帰るだろ?なら、
これで安心だ。」って僕の言葉に君は吹き出したね
あと何回かしか笑っていられない日々で、
あと何回かしか伝えるチャンスが無い中で何が出来るのかな?
僕は「あと何回か?」って数えて溢れ出した、
あと何回だって流せそうな涙を、君に全部あげたくて、
君にしかあげたくなくて、今は堪えておく
必要以上に距離埋めて、鬱陶しく思う時もあったね、
僕が誰かのモノになんない様に示していたと思えば可愛い
そのせいか何時だって君に抱かれている様な気になるよ
服についた匂いは僕らが愛し合っていた証拠なんだね
あと何回かしか笑っていられない日々で、
あと何回かしか伝えるチャンスが無い中で何が出来るのかな?
僕の「あと何回か?」って数えて溢れ出した、
あと何回だって流せそうな涙を、君に全部あげたくて、
君にしかあげたくなくて、弱い僕を呼び起こす
例え君が透明になったとしても、気配を殺していても、僕ならすぐ見つける
始めようか、二人きりのかくれんぼ
君を大きく吸い込んで、「あと何回か?」って数えた
ダメだ、堪え切れないや
もう、いい? もう、おやすみ
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