言葉をなくした二人は明日にでも部屋を出る
たとえ僅かな時でも もう二度と戻れない
枯れ葉で染まった椅子に深く腰掛けて 見上げてた街灯が映す遠い日々
融けゆく冬は必ず来て またすぐに散りゆく春も来るよ
真意をなくした言葉が形をすり替えて 季節と共に僕と共に風になり鳥になり
散った跡からセピアの空へ 音すら立てず飛んでゆくよ 想いは部屋に置いてきた もう一度逢えるから
君に意味をなさない言葉よりも愛を教えよう 空に描くマディソン群の橋の上の花束
もうじき長い夜は終わるから だから一人で過ごす術はもう忘れて 春だって散りゆく中で僕らきっと永遠さ
言葉をなくした二人は明日にでも部屋を出る
たとえ僅かな時でも もう二度と忘れない
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