どこかから仄か
花の香りを漂わせ
空透かす姿
「天使」と名乗る君がいる
空伸ばす木を背に
桜の花を咲かすよう
どこまでも気ままに
天使にしてはお転婆で
二人じゃとても躍れやしない 天使はただ笑うだけ
――天つ風。
それは幻にも似て
空の何処かにそっと咲く花の姿
――雲の果て。
遥か遠くから
花と一緒に
やってきた天使か
どこからか微か
慣れぬ調べを響かせて
空仰ぐ姿
「天使」と呼んだ君がいる
何もかも知っても
それら全ては役立たずと
どこまでも勝手に
天使にしては軽率で
二人じゃとても歌えやしない
天使はただ笑うだけでいいのに
さも退屈げ 花より団子 その瞳が歌ってる
――天つ風。
これが幻でないと
その姿を目にしてなお目を疑うように
――雲の果て。
遥か遠くから
花と一緒に
やってきた天使は
それでもいつか 天使は
空へとまた飛び去ってしまって
そして
知らない空の下にまた咲くのだろうか
誰も知らない空
――天つ風。
いっそ幻なのなら
飛び去る天使を送ることもないのだろうに
――雲の果て。
遥か遠く空
その姿を
心に留めたい
あともう少しだけ
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