「死にたいなんて言うなよ」
「諦めないで生きろよ」
そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな
実際自分は死んでもよくて
周りが死んだら悲しくて
「それが嫌だから」っていうエゴなんです
他人が生きてもどうでもよくて
誰かを嫌うこともファッションで
それでも「平和に生きよう」なんて
素敵なことでしょう
画面の先では誰かが死んで
それを嘆いて誰かが歌って
それに感化された少年がナイフを持って走った
僕らは命に嫌われている
価値観もエゴも押し付けて
いつも誰かを殺したい歌を
簡単に電波で流した
僕らは命に嫌われている
軽々しく死にたいだとか
軽々しく命を見てる 僕らは命に嫌われている
♪
お金がないので今日も 一日中惰眠を謳歌する
生きる意味なんて見出せず
無駄を自覚して息をする
「寂しい」なんて言葉でこの傷が表せていいものか
そんな意地ばかり抱え今日も一人ベッドに眠る
少年だった僕たちはいつか青年に変わってく
年老いていつか枯れ葉のように
誰にも知られず朽ちていく
不死身の身体を手に入れて
一生死なずに生きていく
そんなSFを妄想してる
自分が死んでもどうでもよくて
それでも周りに生きて欲しくて
矛盾を抱えて生きてくなんて怒られてしまう
「正しいものは正しくいなさい」
「死にたくないなら生きていなさい」
悲しくなるならそれでもいいなら
ずっと一人で笑えよ
僕らは命に嫌われている
幸福の意味すらわからず
生まれた環境ばかり憎んで
簡単に過去ばかり呪う
僕らは命に嫌われている
さよならばかりが好きすぎて
本当の別れなど知らない 僕らは命に嫌われている
♪
幸福も別れも愛情も友情も
滑稽な夢の戯れで全部カネで買える代物
明日死んでしまうかもしれない
すべて無駄になるかもしれない
朝も 夜も 春も 秋も
変わらず誰かがどこかで死ぬ
夢も明日も何もいらない
君が生きていたならそれでいい
そうだ 本当はそういうことが歌いたい
命に嫌われている
結局いつかは死んでいく
君だって僕だっていつかは枯れ葉のように朽ちてく
それでも僕らは必死に生きて
命を必死に抱えて生きて
殺して 足掻いて 笑って 抱えて
生きて 生きて 生きて 生きて 生きろ
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