手を離したのは僕の方だった
これが後悔の先に立てる最後なら
その奥に潜む本当の心に
今度こそ僕は触りたい
一言目に相応しい台詞を探す
認めた言葉は意味を成さず
いつ振りか呼んだ君の名に胸が鳴る
振り向く一秒 秒針は軋み廻り出す
君が知らない表情で笑う度
取り戻せない空白に唇噛んだ
少し大人びた顔や仕草が
僕にそれを思い知らせる
報われる想いなどいくつもないこと
もう僕は知ってしまったから
諦めにも似たこんな気持ちでも今
確かにこの背を押すならそれは強さだろう
君のその白い頬が陽に照らされ染まる頃
言えなかった言葉をすべて打ち明けよう
きっと君はその首を軽く傾けるだけで
如何にでも僕の運命を変えるのだろう
今日までの間 失くし、得たもの
現在の僕は君にどう映る
束の間の沈黙 呼吸が声に成る
手間の一秒 結末は君に委ねよう
君のその白い頬に涙の筋が這う頃
僕はきっと何も知らず笑っていただろう
伸ばされた腕を今度は強く握るから
もう一度だけ僕の目を見て答えてほしい
君はただその唇のさざめきひとつで
他愛もなく僕の運命を変えてしまうだろう
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