さえずり 轟く 白昼
塞いだ 不埒な ジムノペディ
誇り高き用命
宙を描いて
逃れられない種別
相殺
思い出した
日々のきらめきを
風に乗せてそっと
飛ばしたって
明日のにおい溶かして
ここで生きて散る
捲れた春
触れてたい
逸れた先も
待ち続ける 絶え絶えに
かさつく表面
涙の味
重なる焦熱
よく似た色だね
もぎ取られた
双葉の弔い覚えてる
もう 残されたのは私だけ
行かないで
思い出した
過去のきらめきを
桜の下 きっと
見つけたって
忘れたような振りで
息を止めて咲く
捲れた春
とめどなく
溢れた 光
歩き出せる 目隠しで
かさつく表面
涙の味
重なる焦熱
よく似た色だね
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