誰の忘れ物だろう?
片方だけ埋もれていた
サンダルひろってみたら
熱い砂の季節へと
想いが飛ぶ
そうだ
汗と涙
海の匂いだった
急いで上を向かなくちゃ
きっとまたこぼれる
青い季節 あの日へと帰りたくなる
ここで待っていると 伝えたいけれど
言葉は宙を舞って 空へ消えてく
ここで待っていると 伝わればいいな
ひとりで歩く海辺は 潮騒だけ聞こえる
小さな輝きは
ただの硝子だった
そんなことを 何度もくりかえして
大きな欠けてない貝殻
見つけたっけ
そうだ
みんないつも
探し続けるんだ
遠くへ行っても
離れてしまっても
同じ季節 過ごしたこと胸に刻んだら
だいじょうぶだから
ここで待っていると 伝えたいけれど
言葉は宙を舞って 空へ消えてく
ここで待っていると 伝わればいいな
ひとりで歩く海辺は 潮騒だけ聞こえる
いつか
またいつか
いつか会えるからと呟いた
さあ君は 新しい道へ
いつかまた会おうよ
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