僕らのいつものありふれた日々に
一体どれくらいの幸せがあるのかな
数えきれない程散らばった
この部屋にどれくらいの幸せがあったかな
悲しい夢を見ました
内容はもうすべて忘れました
僕の名を呼んだ君の声が
朝の光を導いてくれたから
あぁ退屈な毎日だって愚痴ってた
そんな事ばかり吐き出せたのは
君が隣に居たからなのかな
あくびを一つ枕の中へ
霞んだピントをこすり合わせ
君の声が聞こえて来る方へ
体を起こし髪を掻き上げ
寝室を出たその先には
温かい朝食「おはよう」の言葉
嗚呼そうかあれがありふれた幸せだ
嗚呼そうかこれがいつもの幸せだったんだ
いつまでたっても気付けなかった
僕ら何年たってもいつもの部屋で
すれ違いの生活
そのチャンネルを変えた君の手は
僕の知らぬ間に荒れ果て
いつか買うだろう指輪入るかな
なんて不毛な妄想が暴走
番組は変わりいつも通り
今日の占いが始まった
特に期待はしてないけれど
二人の会話が止まる
「今日の一位はおうし座のあなたです」
笑う声溢れた
嗚呼そうかあれがありふれた幸せだ
嗚呼そうかこれが何時もの幸せだったんだ
しばらく経って部屋に増えたのは
洗濯物とコンビニ袋
見なくなった今日の占い
気分何時だって最下位
僕は悲しい現実を見ました
内容はもう忘れない
それはいつか夢に見た
君の声で「さよなら」の言葉
僕らの何時ものありふれた日々に
一体どれくらいの幸せがあったかな
嗚呼そうかあれはありふれた幸せだ
嗚呼そうかあれはいつも幸せだった
嗚呼そうか君はいつもの幸せだった
嗚呼そうか君がありふれた幸せだったんだ
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