知らないことだらけだった
二人はいつしか
知らなくていいことばかり
探し合う
雨が落ちる夜の中
僕らは互いに
背中を合わせた
ねえ、ちゃんと
話をしようよ
私に気付いてよ
触れ合ったり 支え合ったり
見つめて欲しいの
何度もそう 僕を呼ぶ
心の叫び声に
気付けないでいた
どんな綺麗な言葉を並べてみても
誰かと分かり合うことなどできない
口先の嘘でもいい
愛しているよと
君がそう言ってくれたなら
ねえ、私を見つけて
泣きながらつぶやいた
何の為に僕らは
繋がっているのだろう
すれ違う心が
不確かな愛を求め合っては
やがて壊れていく
♪
もしも僕らが出会わなければ
離れることなどなかったのに
もしも僕らが出会わなければ
愛しさで泣く夜もないのに
離れ離れの二つの糸は
互い違いのボタンをかけて
新しい誰かの元でまた
結ばれていく
さよならも
いつもありがとうも
ごめんねも
言えないままだった
当たり前すぎて
甘えていたんだ
君の存在が大きすぎて
♪
触れていたいよ
君のそばにいたいよ
幾度となく夜にそう願った
もう一度笑って
好きだと言って
例えそれが夢だとしても
指切りし合った
ずっとそばにいようって
約束は果たせなかったけど
愛しい人よ どうか
幸せになって
バカなやつだと笑ってくれよ
雨はやがて虹をかける
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