窓を開ければ鉄の香り
涙のレンズで空は灰色
昨夜(ゆうべ)がまるで嘘みたいに
あなたがいない今日が始まる
二人の両手 二人の指
髪の毛なんかも 足した数でも
足りないくらい 溢れていた
あなたと私 淡いメモリー
ずっと見惚れていたよ 孤独を消す横顔
胸を掘り返し あなたを埋めた
忘れないように 記録を残すように
もう さようなら
いつしたとしても 平気なように
焼き付けたはず
なのに何故だ 膨らむ悲しみは
酷く愛おしい そうあなたのせいだ
「君の涙が作る雨に
降られてクシュんと風邪を引いたら
上がる体温 それはまるで 君への想い」
なんて笑ってた
ずっと続くようにと 永遠じゃない「今」を
幾度も願い 歩いた道は
ほうら行き止まり ここが最果てみたい
終われば良いな こんな苦しみは
消えれば良いな こんな切なさは
でも ああそうか 膨らむ悲しみは
酷く愛おしい そうあなたのせいだ
嗚呼 夜中が朝を招いても
蒼い雨 空に隠れても
あなただけ いない世界など
何になるだろう 意味があるの?
目を閉じれば
浮かぶ喜びや
口に出せば クサい台詞が
楓のように 胸に根をはって
優しくそっと 残り続けるから
もう さようなら
いつしたとしても 平気なように
焼き付けた全部
もう さようなら そうね
さようなら
あなたが居ない
今日が始まっていく
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