誰より深く
わたしを知っていた
あなたにだけ言えない
秘密がある
重なり合えど
赦されちゃいけない
この体に潜んだ
魔物が笑う
♪
想えば想うほど隠れてしまう
いつぞやの朧月の背中へと
そこにあなたの手が触れる未来を
待つことがどれほどまで危ういか
誰より深く
わたしを知っていた
あなたにだけ言えない
秘密がある
その手を その目を
その輝きをそのままに
別れも告げずに
離れてしまえたらいいのに
おのれ
どれほどあなたを想っていても
リトマスの紙は翳せないまま
わたしはそれでも
あなたの側に居てしまう
♪
何も言わずに 何も触れずに
全て透かされているかのような夜だ
そんなあなたの目に宿る光を
とめどなくそれとなく抱きとめる
その手を その目を
その輝きをそのままに
別れも告げずに離れてしまえたらいいのに
♪
その手に その目に
残るわたしをそのままに
あなたの全てを忘れてしまえたらいいのに
おのれ
これまで流れて涙はどれも
リトマスの紙に翳せないまま
わたしはそれでも
あなたの側にいてしまう
♪
嘘はついてない 本当にも触れない
あなたにだけ言えない秘密がある
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