通り過ぎた狂おしさが
なんとなく恋しい
最期のチャンスと気付いて
何度決意しただろうか
粘土の様な後悔の海に
脚がもたついても
フィルムの奥の光が有るから
ここに戻って来たんだよ
会いたいと思う程に
鉄の味が心に染みる
肌寒さに悴んだ手で
何ができる?
ただ願ってる
♪
すれ違う運命が
なんとなく悲しいと
簡単に言えない程に
失う物が多すぎた
カサブタの様にこびりつく恐怖で
気が狂いそうになる
朝に挫折して立ち止まっても
惨劇は止まらない
弱虫と言われようが
逃げ出したいリアルがある
それでもまだ責め苛む
運命がただニヤけている
嘲笑ってる
♪
苦しいと思う程に
側に居た君の事が
何度も胸を締め付けるから
またここに戻って来たんだ
会いたいと思う程に
鉄の味が心を撫でる
同じ様に悴んだ君の手を
握りしめて抱きしめて
あの日の様にもう一度
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