昼前の旅の今日の片隅でさ
描いた地図に沿って歩く
舞う軽い羽に残る夏の音は
ずっと胸の奥に隠してまた繋ぐの
覆う風の色にふわり染まると
変わる今に唄いたくて
写真の中で遠く笑うように
そっと独り笛をとって目を閉じてみた
♪
潤む透明夏 願う今をさ
無数に浮かべては
一人風に吹かれて想う明日に
少し寄り掛かりたくて
滲む四分間 揺れる僕の背
ふわり包み込んだ
風に揺られてさ掠れて遊ぶ
平凡な今日を乗せて
また
なんでもない振りをして
言葉をすり減らした午後
どうして大人はこうも真面目なのかな
なんて思うのも退屈な
くらいに世界は広いからさ
まあ今は無理に焦らなくてもいいよな
変わる景色も
霞む未来も
案外意味なんて無くて
世界が暮れてく
繋ぐ言葉も 終わる赤も
滲んで溶けてくだけ
微かに感じる未来の風が
丘を照らし出したたんだ
潤む透明夏 願う今をさ
無数に浮かべてさ
音を風に乗せて想う明日に
少し酔いそうな今を
ずっと
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