いつだろう?見失っては 彷徨う幾千の時で
その手を振り切って遠ざかったあの時から
閉ざした外側の闇に「何も聞きたくはないよ」と
この手で傷付けた光に 目を背け、耳を塞いだ
でも、君が笑って差し出したその手を
「強く握った」
「いつかは手にする」って決めたことさえ
すり抜けていくなら
何のために僕たちはこの旅を
それでも確かに此処にある声を
歌に変えて
今はただ紡ぐんだ、離さないように
「どうだろう運命なら なんの後悔もないよ」と
そうして自分に嘘ついて何度目だろう?
繰り返すサヨナラの言葉
「ありがとう、最期の時を」
この手で引き裂いた絆から逃れたくて
なら、どうして僕は溢れる哀しみを
止められないの?
僕らが崩れ去った理想を重ねて
大人になるなら
そうなってしまった結末を受け入れる?
失って初めて気づいたことなど
遅すぎるよ
僕はただ噤むんだ、話さないように
♪
強く握ったこの手が
離れてしまうその時まで
忘れたくはなくて
この身を焦がす罪と罰を
課されて絶望をしても
「ただ、強く...」
いつかは手にするって決めた約束
交わしたその日も
こんな風に手を繋ぎ微笑んで
それから幾千の命を越えて
目を覚まして、君とまた歌うんだ...
さようなら、消えていった希望のカケラ
なんの意味もなくても
そして僕は結末を受け入れ...
噤んだ言葉を紡いで手にした
君と僕の記憶
ただ繋ぐんだ、解けないように
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