ツノをもった少年は
部屋でぽつりと呟いた
「僕は人間じゃないらしい」
♪
寂しがり屋の少年は
いつも何故か一人ぼっち
時計の響く銀の街で
ある日突然現れた
耳の上のそのツノは
まるで世界を変えました
「なんで?」「つまんないの」
「ねぇなんで?」「嫌われ役でしょ」
言われ続けてたその言葉は
「なんで?」「不思議だもの」
「ねぇなんで?」「可愛いから」ってさ
チヤホヤな裏返し
僕はなんだったっけ?
リトルモンスター
バケモノのままで
そっと踊り出す
ランランドゥ
愛してる好きをもっと送るよ
夢見た世界は
みずみずしくて
でもなんで乾いた視線に
身体ごと 心ごと
カラカラ音がした
♪
「だぁれ?」「王子様に」
「ねぇだぁれ?」「ヒーローになってさ」
過去が産み出した彼の夢も
「だぁれ?」「優しい人」
ねぇなんて 言われる度にさ
甘いだけ残らない綿菓子のようだ
リトルモンスター
ちっぽけなツノが
ちょっとずっしりと重くって
歌うのも踊るのも叶わない
嘲笑う声 高鳴る音
「僕はだぁれ?」
こぼれた言葉は
人々の肩かすめ
ゆらゆら揺らいでく
産まれたときから
"みんなと同じ"を
歩かされてきたはずでした
後になって何か
人と違うもの
求められる生き方
「ねぇ 上手くできないなぁ」
リトルモンスター
逃げ出したとき
目の前に現れた少女
頭には同じツノを持って
「生き辛いね 私もなの」
なんて笑って 手を差し出しました
なぜだろう
涙がボロボロと落ちてゆく
リトルモンスター
バケモノ同士
手をとって踊り出す ランランドゥ
傷口に愛がそっとあふれて
彼女は歌った
「重くなったモノはきっと誰かと持つの」と
身体ごと 心ごと
満たされる音がした
あぁ そう
これはきっと
全ての「君」のお話
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