ひとりで歩く 路地裏を
月が黙って ついてくる
なあ 月よ
男が 泣いて なぜ悪い
心の傷の あみだくじ
今日もハズレの 繰り返し
冷酒ぐっと 飲み干せば
胸に木枯らし 吹き荒れる
なあ 月よ
男は 泣いちゃ いけないと
お袋いつも 言っていた
遠い夜空の ふるさとよ
満ちても欠けて また満ちて
月は人生 物語る
なあ 月よ
今夜は 添い寝 しておくれ
泣くだけ泣いて 眠ったら
歩きだせるさ 明日から
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