あなたと歩いた 信濃路を
一人で歩けば 冬の雨
はぐれ鳥啼きながら霧の彼方へ飛んで行く
私にはもう 帰る胸もない
背中が濡れる 心も濡れる
幸せ遠い 恋でした
生きてることさえ 辛くなる
思い出ばかりの 信濃川
こぶし咲く夕暮れのからまつ林に陽が落ちて
はらはらと 花びらが降りかかる
あなたの胸に 甘えたことも
はかない夢と 消えてゆく
心も命も 一つだと
二人で誓った 信濃宿
押し寄せる寂しさに崩れそうです一人では
もう一度逢いたいと 胸が泣く
愛しいあなた 忘れられずに
あふれる涙 止まらない
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