ずっと消えない乾きもかまわない
忘れたくない痛みだってある
過ぎ去った影だって吐き捨てるのは容易く
それでも胸の火は熱いから
いつか聴いた風音が
また傷を騒がせて
この手は祈るためじゃなく
握るために血が通った
ならば恐れさえ
無意味じゃないと信じたい
今は 泥にまみれながら
この身は流れる事なく風の先へ
いっそ永遠に目を閉ざせたら
そんな脆さの波だって背負うさ
転がっていく石のように
削らない心だけは
この目は閉じるためじゃなく
見渡すため光持った
ならば疼きさえ
見つめて行けるから
今は 時に揺らぎながら
この身は躊躇う事なく風の先へ
それがどこだって変わらないのは
そう 己だけだろう?
この手は祈るためじゃなく
握るために血が通った
ならば恐れさえ
無意味じゃないと信じたい
今は 泥にまみれながら
この身は流れる事なく風の先へ
風の先へ...
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